『「痛まない」は当たりまえ。「美髪を育てる」ドライヤーの使い方』

2018/03/27

美容コラム

正しいドライヤーの使い方を習ったことがある方はいないのではないでしょうか?だからこそ、実は大部分の方が間違った使い方をしています。ドライヤーの使い方ひとつで、髪は痛みもするし、美しくもなります。

■ドライヤーの正しい使い方

〇自然乾燥はNG!

ドライヤーで髪が痛むイメージを持っている方が多いでしょう。

しかし、これは誤ったイメージです。むしろ、髪を濡れたまま放置するとキューティクルが開きっぱなしになるうえに、強い摩擦で髪は余計に痛んでしまうのです。タオルドライの後には直ぐにドライヤーで乾かしましょう。

〇地肌を乾かす

ドライヤーは「髪」と「地肌」の両方を乾かすように意識しましょう。むしろ、地肌に、より気をかけてあげるくらいがちょうど良いでしょう。毛先は自然に乾いていきますし、乾かしすぎても乾燥の原因になります。

逆に地肌は完全に乾かさないと雑菌の温床となり、頭皮・頭髪のトラブルが起きたり、育毛の妨げになります。

〇髪から20cmをキープ

ドライヤーを近づけすぎてはいけません。髪とドライヤーの間隔は20cmが基本です。
遠く離れすぎてしまうと乾わかず、近すぎては痛みの原因になります。丁度良いのが20cmです。毎日の習慣としてこの距離感を覚えてしまいましょう。

〇ドライヤーをゆらゆら動かす&空いている手は動かさない!

ドライヤーを持つ手は固定せずに動かしましょう。一箇所に熱風が集中してしまうと痛みの原因になります。

しかし、この時の盲点がドライヤーを持たない反対側の手です。空いている方の手は動かしてはいけません。髪の毛をバサバサとかき分けるようにしている方はいませんか?
実はこれはNGなのです。

乾ききっていない髪をバサバサと動かすと、摩擦によってキューティクルが開いてしまい、乾燥や痛み原因になります。

■ドライヤーで「美髪を育てる」

〇風は上から当てる

美髪の条件でもあり「ツヤ」を手に入れるには、ドライヤーの風の向きが重要です。
下からドライヤーの風を当てる方が多いのですが、これではツヤ髪は手に入りません。

キューティクルは上から下に向かってウロコのように重なっています。下からドライヤーの風を当ててしまうと、このキューティクルが風圧で開いてしまい、ゴワゴワでパサ付いた印象に仕上がってしまいます。

キューティクルを優しい風でなでて閉じてあげるイメージで、根元側から毛先に向かって風を当ててあげましょう。

〇冷風を活用

ドライヤーの冷風を使っていますか?乾かし終わった後に冷風で仕上げる方は多いようです。

しかし、冷風だけを当ててもだめなのです。髪はたんぱく質でできています。たんぱく質の中には熱で活性する「ヒートショックプロテイン」があります。これは、傷ついた細胞を修復してくれるので、髪の生き生きと美しく育ちます。

このたんぱく質に活躍してもらうには温風も大事です。温風と冷風を交互に当てるのが美髪をつくる秘訣です。

■まとめ

ドライヤーの使い方次第で美髪を手に入れることができます。正しい使い方と、ちょっとしたコツをマスターして理想の髪を目指しましょう。

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