『髪型が決まらないのは、スタイリング剤のせい!? 使い分けでアレンジ自由自在 ~ワックス・スプレー・ジェル・ムース~』
2018/03/27
毎日の髪型、思い通りに決まっていますか?思うように決まらない方は、スタイリング剤が原因かもしれません。特に髪が短い方は、スタイリング剤の使い方が大きく影響します。
ヘアアレンジが自由自在に楽しめるスタイリング剤の選び方、使い方をご紹介します。
■ワックス
〇特徴
油分が多いので、カッチリ固めずにまとめます。崩れても手櫛で直せる手軽さや、自然さが人気です。最近、最も種類が多いのがワックスでしょう。ファイバー入り物、ツヤ感、マット感などスタイリングの好みで選ぶことが出来ます。
〇適したなスタイリング
・毛束感
・毛の流れを演出
・ボリュームアップ
・立ち上げ
種類も多く、スタイリングの幅が広いのもの特徴です。ファイバー入りは特に汎用性が広く、毛束、流れ、立ち上げなどに使えます。ファイバーを配合する都合上、油分も多くなるのでツヤ感が出る物も多いです。
一方で、マット系のものは油分が少ないため、ツヤ感も少なく、軽い印象、空気感を感じ
る仕上がりになります。
〇使い方
乾いた髪に使います。濡れた髪だとワックスの重みで髪全体がつぶれた印象になってしまいます。髪全体に馴染ませたあとに、毛先や根元など、パーツごとに細かいポイントを仕上げます。
■スプレー
〇特徴
樹脂を液状にして噴射するタイプです。キープ力に優れています。
〇適したなスタイリング
・根元の立ち上げ
・ワックスで仕上げたスタイリングのキープ
〇使い方
缶をしっかり振ってから使います。髪からは20cm~30cmほど離して使うのがコツです。
近すぎると極端に固まってしまって、他の部分比べ不自然に質感の差が出てしまいます。
■ジェル
〇特徴
とにかくカチカチになります。固まった後は、櫛を通すことも出来ません。
〇適したなスタイリング
・ショートヘアのアレンジ
・ツンツンに毛を立たせる
・オールバック
ロングヘアのセットには向きません。極端なヘアスタイルを得意としています。
〇使い方
髪を濡らした状態で使います。ジェルを手に取り、髪全体に馴染ませてからセットします。
この時、軽くドライヤーを使いながらセットすると、よりカチカチになります。
■ムース
〇特徴
ムース状なので、髪全体にしっかり行き渡らせることが出来ます。まとまり感を出すことが得意です。
〇適したなスタイリング
・髪全体のまとまり感を出す。
・カールキープ
・ツヤを出す
〇使い方
缶をしっかり振ってから使います。髪全体に行き渡るほどの量を手に取って、もみ込むようにするのがコツです。
■まとめ
スタイリング剤は、希望の髪形やセットによって使い分けることが重要です。
同じ髪型をつくるにも、スタイリング剤によって仕上がりの印象が変わります。
美容学校時代、面白い実習がありました。「オールバック」を何種類かのスタイリング剤で作るのです。結果は、まったく違う印象に仕上がりました。
・ワックス:額全体がしっかり見えるようになったが、ボリュームも出てしまい髪が寝ない。
・スプレー:根元は立ち上がったが、髪が完全に寝ない。
・ジェル:根元から立ち上がり、髪全体もしっかり寝かしつけることができて完全なオールバックが完成。
・ムース:前髪は少し額が見える程度にまとまっただけ。
髪全体を寝かしつけたままキープする力は、数あるスタイリング剤の中でも強力です。
この位のキープ力を必要とする場合は、スタイリング剤はかなり限られてきます。
上記でご紹介した中では、このレベルはジェルだけです。
希望のアレンジをするには、どのようなスタイリング力が必要なのかを見極めることが需要です。
まずは、①ボリューム ②キープ力のふたつを軸に選ぶところから始めてみてください。
だんだん、自分の髪質に適した物や、自分の使い勝手、好みが分かってきますよ。